先日導入が開始された、高尾のカイジ4ですが、ある問題があって20万で下取りする事件が起きています。では、そのある問題とは何なのでしょうか。

それは、機械選定の時に試打した実機と、実際ホールに導入された実機の性能が別物だったということです。

そして、この機械選定の時に試打する実機こそが、いわゆる「見本機」と呼ばれているものになります。

そもそも「見本機」はどこで打てるのか?
これは、新機種を発表した際、パチンコホール向けに遊技機メーカーが行う展示会(内覧会・先見展示)で打つことが出来ます。

パチンコホール向けに行う展示会なので、基本的にはパチンコホール関係者しか打ちに来ません。
パチンコホールに関係無い一般人も、行って試打する事は出来ますが、かなり場違い感があります。
(ですが、実際冬ソナの展示会などは、一般のおば様達が多数来場されていました)

そして、この展示会で「見本機」を打ち、これは一般ユーザーに受け入れられるだろうと感じたら、実機の導入を決めるわけです。

しかし、この展示会ですが、ほとんどの人が、ありえないくらい短時間しか試打しません。稀に、長時間試打するお客様もいますが、ほんと稀です。

1/320の機械をそのまま展示してても、ほとんどのお客様がスーパーリーチすら見ずに、帰ってしまいます。
なので、短時間で機械の良さを体感してもらうように、細工を加えています。

それが「見本機」になります。

では実際、どのような細工を加えているかというと、様々で、
①単純に大当り確率を1/30にする
 これは、すぐ当たりを体感できるのですが、予告の振り分けがデタラメになったり、初めてかかったスーパーリーチでほぼ当たるし、確変中の演出もほぼ見ずに連荘したり…。

②抽選は行わずに、予め決められたシナリオ通りに変動を行う
 これは、通常変動を数回見せ、ノーマルリーチを見せ、その後また通常変動を数回。激アツスーパーリーチを見せ、わざとハズす。通常変動を数回転行い、保留変化予告をしつつ、最終的に激アツリーチで大当りを見せる

①は1/30と言えども、引き弱のお客様が「全然当たらんやんけっ!!」って怒ることがあったり、見せたい演出が絶対に見れるかは、運の要素が強すぎます。
②は全台、同じ動きをするので、出来レースだとバレてしまいます。

両者一長一短なので、組み合わせて使用したりもします。②については、嘘をついて、「確率甘くしてるだけですよ~」なんて言ったりすることもあります。

私の営業経験から言わせてもらうと、この「見本機」の出来が、受注獲得にかなり重要になってきます。
だって、パチンコ台なんて、水物で実際導入されてみないと、稼動が付くかどうかなんて、誰もわからないですからね。
いかに、「見本機」で良い機械だと騙せるかが、重要になってくる訳です。


前置きが長くなりましたが、ここからが本題。

では、カイジの「見本機」はどうだったのか?

どこのメーカーも同じことやってます。なぜカイジだけダメだったのか。
性能の違いだけの問題であれば、1/320を1/30にしている他メーカーも同罪のはず。

しかし、カイジは小当りRUSHの増え方が違っていたというではないか。
「見本機」にどのような細工を行ってたかは定かではないが、
①小当り確率をアップさせていた
②大入賞口の開放秒数を長くしていた
③大入賞口の賞球数をアップさせていた

おそらくこの3つのどれかでしょう。
「見本機」の出来が、受注獲得にかなり重要なパチンコ営業において、この細工は許せる範囲な気もする。
と言うのも、スペック表は偽りで無い訳だから、ちゃんと理解できていれば、「見本機」の体感はおかしいと感じても良い。

今回の事象は、メーカーだけに責任を擦り付けるのは、おかしい。
ホール側も「見本機」に騙されず、ちゃんと機械を見る目をつけてほしいものだ。
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